
この時点では、 捕球面の革はかなり薄くなっており、
フニャフニャ状態でした。 (グリスも無くなっている感じ)
人差し指と中指との付け根部分が破れていたので、 まずグラブを開きます。
開いてみると、 やはりグリスがこれだけしか残っていませんでした。

本来は、 もっと均等に入っています。
しかし、長年使っているとこのグリスも少なくなってくるので、 しょうがないんです。
グラブを閉じる際に、グリス注入させて頂きました。
指股修理ですが、 つい 破れている所だけに目が行きがちですが、
破れている所の周りの革も同じように弱っているんです。
このグラブでは、 革が薄くなっている部分が大きく、
裏から当てる革もいつもより大きく当てました。

あと、 お客様要望で、 横トジの中もヒモを通して欲しいとの事でしたので、
ここも通して、 全ヒモ交換も終了!
全ヒモ交換・グリス注入・当て革も大きくで、 コシも蘇りました。
まだ何年も使いたいからというお客様の思いを噛みしめながら、
修理させてもらいました。
グラブ修理だけでなく、 スパイク修理など可能な限り対応させて頂きます。